IVY(アイビー)国際特許事務所 愛知・名古屋 の日記
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特許 第5697185号 ( 発明者: 田中 将隆 )
2015.08.29
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IVY 国際特許事務所(愛知・名古屋) 弁理士の田中です。
2015年3月5日、自己が出願した特許について日本国特許庁より特許証が届きました。
【登録番号】 特許 第5697185号
【登録日】 平成27年(2015)2月20日
【発明の名称】 産業財産権活用システム
リーマンショック翌年の2009年以降、日本特許庁への特許出願件数は34万件へと落込み(2008年以前は、毎年 約40万件)、横ばい状態が続いています。
自分自身、ごくごく小規模の特許事務所を経営していて感じますが、日本国内市場ではジリ貧の状態になっていて、限られた数(弁理士の数に対し、それを充分上回らない数)の案件を特許事務所間で奪い合うような状況に見受けられます。
その一方で、特許出願されたうち約半数は、拒絶により日の目を見ない(特許にならない)状況にあります。
しかし特許取得には至らなかった技術(出願発明)であっても、他社の目からするとぜひとも技術移転してほしいもの・ダイヤの原石のようなものが多数含まれているのではないか、と思います。
これらの流通(技術の譲受、ライセンス許諾)を促進することができれば、特許になった技術とほぼ同数の市場を形成することができると思いました。
そして出願発明の流通市場が拡充すれば、そこには弁理士が活躍できる場が確保されるのは勿論、モノづくりにかけてはちょっとうるさい(妥協しない、という良い意味で)日本国内の技術の裾野がさらに広がり、全体的な技術レベルのさらなるベースアップにつながっていくと思っています。
今回の特許技術により微力ながらも、日本国内の知的財産権の活性化(流動化促進)に寄与できれば、と思います。
また自分自身がアイデアを形にしたと同様に、みなさんの夢のお手伝いをできれば、と思っています。
こんな形のビジネスって特許(ビジネスモデル特許)にならないかな、とお考えの方は、お気軽にご相談ください。